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松本大『保護政策』
本田宗一郎さんによると「国の保護を受けたものでいいものは一つもない」そうです。 全くその通りだと思... 本田宗一郎さんによると「国の保護を受けたものでいいものは一つもない」そうです。 全くその通りだと思います。金融や通信など、保護を受けた産業は、一般に日本でしか通用しない会社になってしまいました。農業なども同じ範疇にはいるでしょう。伝統あるコメの先物の復活が見送られるそうですが、それも同根の一現象だと思います。 一方で国の保護を全く受けなかったオートバイやカメラ、エレキなどは世界制覇を果たしました。保護されると、工夫すること、知恵を絞ることをやめてしまうのでしょう。 国のお金の使い方という視点から見ると、競争力を付けるための予算と、補助輪を付けて競争力を付けさせない予算とがあることが分かります。税金を自らの国民の力を下げるために使うというのは、大変よろしくないことだと思います。 もちろんこの論法はかなり乱暴で論点を単純化しすぎており、実際には色々と考慮しなければいけないことが多くあり、簡単に