けものフレンズの面白さの本質

『けものフレンズ』の面白さの本質は、ガイナックス的なアニメの価値観から抜け出しているところにある。 少し補足すると「抜け出している」という意味は、ある価値観に反発したり、故意に避けたり、過剰に抑圧したりすることではない。一例を挙げると「あんなクズな父親のような人間には絶対にならない！」と考えることはすでに父親の重力に捉えられている、ということだ。 もうひとつの「ガイナックス的なアニメの価値観」は少し複雑だ。細部へのフェティッシュなこだわり、現場のいぶし銀の技術者、ひとつの生物のように有機的に躍動する集団、学校文化と官僚システム／軍組織への熱い礼賛、マスメディアやと民主主義への蔑視……古い世代のアニメオタクの王道ど真ん中の価値観。この価値観の根底には「責任のとらなさ」がある。これについては後述したい。 私自身、『けものフレンズ』は話題になっているのをtwitterで見て、5話くらいから興味を

[shimomurayoshiko]

現代詩とかでも時々「現代詩ばっかを読みすぎておらず現代詩のドグマにおかされていない」云々、みたいなのあるけど、どうなんだろうなという気もする。

[udongerge]

いまごろになって読んだけど、まあかなり思い込みが強いと思う。責任は確かにどういう意味で使ってるのかよくわからん。これ書いた人の今時点での考えも読んでみたい。

[kappateki]

“「3DCG作画」、「バランス感覚」、「アニメばかりを見ていないアニメ監督」”おもしろかった。エヴァというか無邪気なギーク的オタク文脈で作られていないってことか

[msdbkm]

「責任」という言葉がよくわからないのですが、文中でもこれといって説明がなくて。里見総理臨時代理の総辞職は責任をとることにはならないのかしら。／たつき監督と庵野総監督の仕事ぶりは似ているようにも見えます