「雨ニモ負ケズ」に想いを馳せて

耐え忍ぶ、他人のために尽くすことが美では無くなったね。完全に。時代は価値観を変えた。 個の時代だ。自由の時代だ。 小学生みたいな落ち着きの無い世代には聞かせてみても損はないと思うけど大人にはもう響かないね。 私自身、部分的には納得できる箇所もあるけど「サウイフモノニワタシハナリタイ」には共感できない。 かつての美徳も、現代で実践したらただバカを見るだけで終わってしまう。 当然この詩自体も自分勝手な人たちが多い社会に対する宮沢賢治のアンチテーゼではあると思うが、現代は比べ物にならないくらい個の時代になっていて、適合した生き方でなければ生きぬくことが難しい。 つくづく時代の変化を感じさせられる。

[pmint]

コロナ禍やメンタリストDaiGo炎上で個の時代なんて来ていないと分かった。相変わらず「雨ニモマケズ」は共感される。ちなみに、「ナリタイ」わけで、実在しない人物像を描いたのがこの詩。