アプレゲールな警官たち - 真魚八重子 アヌトパンナ・アニルッダ

深町先生のエントリー『おもしろいけど、つまらない「刑事一代 平塚八兵衛」』http://d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI/20090622 を読んでちょっと連想したこと。 上述の映画『33号車応答なし』（'55年）において、池部良演じる警官は、妻から「警官なんて嫌われ者だし給料は安いのに危険だから、転職して欲しい」と迫られています。同じく池部良が警官を演じた市川崑監督作品『暁の追跡』（'50年）もまったく同様に、主人公は恋人から「もっとイイ仕事に就いて」と、具体的な転職先まで紹介されるし、池部自身が「他に職がないから警官になった」とネガティブさ全開なことを言います。そして、銃の誤発射事件を起こしてしまった同僚は、あっさりとキャバレーのバンドマンに転身。登場する警官たちのアンニュイさが非常に根深い作品です。 でも何より、『33号車応答なし』で印象深いのは、殺人を犯して追われて

[Midas]

職のない人間が適当に←ファッションの拘束力の問題だと思う。警官の制服を着ても己が法の代行であるという自己認識が持ちづらくなってるのだ。今もややそういう雰囲気があるが、終戦直後とは特にそういう時代だった

[yabu_kyu]

「無軌道な若者」を表す流行語を集めて年代順に並べてみたら、いつの世も一定数無軌道な人はいるということが分かると思った。

[kanimaster]

警察官が正義のヒーローになったのは、テレビドラマの影響でしょう。

[throwS]

あと、日本人が勤勉だっていうのは絶対に嘘だと思う

[andre1977]

香港映画に警官モノが多いのもこんな感じとか、岡っ引きとヤクザは紙一重とか、戦後の警察の成り立ちとか、つらつら断片的にだけ知っていることを思い出す

[cinemathejury]

イタリアでも戦後に職のない人間が大勢警官になった結果警察のレベルが低下し、素人探偵が活躍するジャッロ映画が発達した、という話を思い出した。

[FUKAMACHI]

ヤンキー中学校みたいなもので、容疑者を道場にひっぱっておもちゃ扱いするというのが正しいポリの生態ではないかとワスは思うねえ。