「ありえない」論法と否定論存続の背景 - Apeman’s diary

(1) 最初に、なにをもって「南京事件否定論」と呼んでいるのか、「歴史修正主義」と呼んでいるのかを再確認しておきましょう。南京事件否定論を巡る議論に馴染みのない方がこの数日おいでになっている可能性が高いので。 「否定論」「修正主義」と私が呼ぶ第一の基準は、犠牲者数推定の数ではありません（結果的には数がメルクマールになりますが）。犠牲者数推定を行なう手法、そしてなによりその目的が基準です。例えば秦郁彦の『南京事件』（中公新書）では、当時（1986年刊行）入手可能だった「日本軍の公的記録を個別に割引せず、そのまま積みあげてみた」結果として、「捕らわれて殺害された中国兵の推計」を3万人としています。笠原説との違いは「捕われて殺害された」ケースに限定するかどうかによるところが大きく、捕虜の殺害についてあれこれ正当化し割り引くことはしていません*1。また民間人の犠牲についての中国側の主張に対しても次

[namawakari]

基本エントリとして。

[okgwa]

この人たちの立場が分かる良い記事。この手の人たちが何故「数は問題ではない」と言い切るのかが不思議でしょうがなかったけど、こういう考え方なわけか。溝は深まるばかりだなあ。

[maroon_lance]

「張作霖爆殺はスターリンの陰謀だ」ヨシフ・スターリン字は孔明

[yingze]

肯定論者や中国側の意見だけど、これは違うよね。　というのをきちんと見易い所で指摘すると無駄な反感を抑えられと思います。／全肯定でもいいけど／少人数を理由に虐殺を否定するキチガイは死ね

[crowserpent]

歴史修正主義についての丁寧な解説。

[ken_wood]

>一万三千人でも「途方もなく大きな数」であり「むごいことであった」と認識し「南京は大虐殺ではない」といった弁明をしなかった。知った以上は反否定論者だけの問題ではなく、あなた方の問題でもあります。

[uchya_x]

さて、自称中立の人はこれを読んだ後どういう態度を取るのかな？　

[maangie]

わかりやすくていいエントリ。id:entry:6983307とはまるで違う。「三千はもとより六千とは途方もない数字である」。秦郁彦。笠原十九司。加登川幸太郎。畝本正巳。板倉由明。西岡昌紀。時野谷滋。北村稔。西岡昌紀。※も

[t-kawase]

Apemanさんの粘り強さには本当に頭が下がる。

[hit-and-run]

非常に真摯な、重い呼びかけ

[fujiyama3]

『そもそも「学問的な知識を蓄積するプロセス」への敬意すらない』で、捨て台詞のように「上から目線」などとのたまう。

[good2nd]

「しかし知った以上、これは反否定論者だけの問題ではなく、あなた方の問題でもあります」否定論が一部の国会議員にまで浸透してるのを知ったとき、ようやく「こりゃいかん」と思いました

[D_Amon]

「せっかく「一部の軍国主義者」を「悪者」にすることではなしがつきかけていたのに、それをぶちこわしたのは南京事件否定論者であり、靖国神社へのA級戦犯合祀＋首相の靖国参拝」

[zaikabou]

Apemanさんの粘り強さというか、根気強さは本当に尊敬に値する。もういい加減、うんざりしていることだろうに