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「心霊」を現代美術に組み込む。 「第12回shiseido art egg」 冨安由真インタビュー2006年にスタートし... 「心霊」を現代美術に組み込む。 「第12回shiseido art egg」 冨安由真インタビュー2006年にスタートした新進アーティストの活動を応援する公募展「shiseido art egg」(シセイドウ アートエッグ)。12回目の今年、選出された冨安由真、佐藤浩一、宇多村英恵の3名は資生堂ギャラリーで何を見せるのか。連続インタビューの第1弾では6月8日から個展を開催する冨安由真に話を聞く。 聞き手・構成=杉原環樹 現実の不確かさを問う——冨安さんは、心霊現象や神秘体験といった超自然現象、あるいはデジャブのような不可思議な体験をモチーフに作品をつくられてきました。「現実と非現実の狭間」を意識させる、こうした領域をテーマにされたのはなぜだったのでしょうか? もともと小さいころから、そうした不可思議な体験や、科学で解明されていない現象に対して興味がありました。おかしく聞こえるかもしれません