自動運転&将棋AI 二刀流に挑む東京・千駄ケ谷の異才（2ページ目）｜超える技術｜日経BizGate

記事保存 日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。 「自動運転」と「将棋AI」の共通部分 ――佐藤康光・日本将棋連盟会長（九段）は「将棋AIソフトは、それぞれで形勢判断が違ってくるケースが増えている」と話しています。 「将棋AIには2018年に登場した『NNUE（ヌエ）系』と呼ぶソフトとディープラーニング系のソフトの2系統があります。前者は、複雑な終盤でより正確な判断を下せる傾向があり、後者は全体的な形勢判断に強みがあります。ここ1～2年はディープラーニング系のソフトが増えています」 ――森内俊之九段（十八世名人資格者）は「AIのミスを指摘するのが棋士の仕事の一部」としています。 「AIの評価が絶対ではありません。ある時点でソフトが示した評価が、さらに長時間分析させることで真逆の結論を出すことがあります。ソフトの結論がユーザーに

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“将棋は9×9のマス目で戦います。これまでのAIは3x3のスコープをスライドしていくイメージでしたが、自陣の右端と対角線上の敵陣の左端との連携を把握するのに画像処理の枠組みは効率的ではないとの疑問がありました”