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【日本「半導体」敗戦 (光文社ペーパーバックス)/湯之上 隆】感想 - シュレ猫と戯れる部屋
半導体業界に入って2年と2ヶ月が過ぎた。最初の1年は新入社員として仕事を一生懸命覚えるのに必死だった... 半導体業界に入って2年と2ヶ月が過ぎた。最初の1年は新入社員として仕事を一生懸命覚えるのに必死だった。1年目の最後から2年目にかけて、工場の運用の在り方に疑問を覚えた。プロセスが不完全な状態での量産移管。量産現場では大混乱が起こっていたり。そんな中、某N氏に進められたのがこの本。買って読んでみたので、その感想でも書こう。湯之上 隆さんの公式サイトはこちら Chapter 1 過剰技術、過剰品質 半導体技術といってもさまざまで、この本はまず技術の定義から始まっている。この本は最終的に「技術とは何か?」に言及している。半導体技術は要素技術(プロセス技術)、インテグレーション技術、生産技術の3つの階層から成っていて、それぞれの技術について日本と他国を比較した調査結果が載せられている。装置メーカー、日本から海外へ転職した技術者にインタビューした結果では、共通して日本のあらゆる過剰(excessi
2011/06/05 リンク