アーキテクチャという情報社会デザインがチェンジするコト - 教育のヒント by 本間勇人

☆1980年生まれの濱野智史氏。若いけれども、歴史を自在に飛び、2つの時間である同期的時間と非同期的時間を行き交う。 ☆ウェブ関連の法的思考に通じ、ウェブ関連のマーケティングに通じ、リアルとサイバーの間のバーチャルな文化論に通じ、人間の認識論と存在論をつなぐ美学に通じている。 ☆ローレンス・レッシグがでてくるかと思えば、マルクスがでてくる。柄谷行人が出てくると思えば、東浩紀や北田暁大がでてくる。しかし、最後はリチャード・ローティではなく、ハイエク。 ☆ただし、以上の難しげな論者の話が前面にでてくるわけではない。ニコニコ動画と初音ミクに、ＰＳ小説ではなく携帯小説に、ここ数年の新しいマーケティングのヒントや認識論の変容を映し出す手法。 ☆結局、Ｊ．デューイ的なプラグマティックな進化論を展開。生態系や進化論、組織論はある意味生物モデル。進化論的にならざるを得ないが、自然淘汰と優勝劣敗的な素朴因果