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罠の多い書物世界/書林の眺望(井上進) - 見もの・読みもの日記
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罠の多い書物世界/書林の眺望(井上進) - 見もの・読みもの日記
○井上進『書林の眺望:伝統中国の書物世界』 平凡社 2006.11 中国の書物が織りなす大森林を、時には鳥... ○井上進『書林の眺望:伝統中国の書物世界』 平凡社 2006.11 中国の書物が織りなす大森林を、時には鳥瞰し、時には樹木一本一本に近寄って細かく観察するなど、ざまざまな方法で「撫でまわしみた報告」である、という。 分量としては、1点ものに焦点を絞った論考が多い。それも、三重県立図書館とか金沢市立図書館など、日本の地方図書館の有する漢籍が、多く取り上げられている。文章は平易なのだが、語られている事柄がマニアックなので、フツーの読者が着いていくのは、容易なことではない。私は半分くらいは読み飛ばしているが、それでも、いろいろ有用な知識の断片を聞きかじることができる。 たとえば、日本には2、300年以上の歴史をもつ文庫がいくらでもあるが、中国ではほとんど絶無(例外は寧波の天一閣くらい)であること。死ねば蔵書が散逸するのが常であったために、「売るな」「守り伝えよ」と必死に訴える蔵書印が目立つ、とか