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中国風信⑬中国人の歴史意識とナショナリズム(『粉体技術』2015年2月号より転載) - つれづれなるまま(小浜正子ブログ)
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中国風信⑬中国人の歴史意識とナショナリズム(『粉体技術』2015年2月号より転載) - つれづれなるまま(小浜正子ブログ)
昨年刊行されたワン・ジョン(伊藤真訳)『中国の歴史認識はどう作られたのか』(東洋経済新報社)は、... 昨年刊行されたワン・ジョン(伊藤真訳)『中国の歴史認識はどう作られたのか』(東洋経済新報社)は、中国のナショナリズムを論じて面白い。興味深そうな論点を、思いつくままに紹介したい。 著者汪錚は、アメリカの大学で教鞭をとる中国出身の若い国際政治学者である。原著のタイトルは、Never Forget National Humilation(国恥を忘れること勿れ)で、古代の栄光と近代の恥辱に関する中国人の歴史的記憶が、いかに現実の国際関係を規定しているかを論じている。著者は、中国の国民的アイデンティティを構成する最大の「原材料」は歴史的記憶であり、中国人の政治や外交上の振る舞いを理解するには、その歴史意識を理解することが欠かせない、という。 すなわち、現在の中国の行動の基には19世紀半ばのアヘン戦争に始まり20世紀半ばの中華人民共和国成立にいたる「恥辱の一世紀」の記憶――領土の割譲、賠償金の支払い