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「戦争小説家 古山高麗雄伝」書評 兵士体験通じて自らの魂と対話|好書好日
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「戦争小説家 古山高麗雄伝」書評 兵士体験通じて自らの魂と対話|好書好日
戦争小説家 古山高麗雄伝 [著]玉居子精宏 古山高麗雄(ふるやまこまお)は、2002年1月26日に... 戦争小説家 古山高麗雄伝 [著]玉居子精宏 古山高麗雄(ふるやまこまお)は、2002年1月26日に「孤独死」という随想をある新聞の夕刊に書いた。その40日余りあとに実際に自宅で孤独死している。 古山の人生には「戦争」「孤独」それに「運不運」などといった語が重なるのだが、その81年の歩みは、自らの魂との対話だったように思う。朝鮮で医師の息子として生まれ、三高に入学するも成績劣等、素行不良で退学、その後第二師団に一兵士として入隊、東南アジア戦線で戦う。著者は古山作品にふれただけという関係で、この「評伝」を書いたわけだが、取材、著作の分析を通じて、その人生の心の深奥に入りこむ。 古山には皇軍兵士として、戦争を通じて人間の本質を見たとの懊悩(おうのう)があった。戦後は編集者生活などを経ながら、戦争体験と向き合い、「自分に書けることが何であるか」を考え続けた。晩年の「戦争三部作」(『断作戦』『龍陵(