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「ミッキーはなぜ口笛を吹くのか」書評 黒板の絵が動く、驚く創造の歴史|好書好日
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「ミッキーはなぜ口笛を吹くのか」書評 黒板の絵が動く、驚く創造の歴史|好書好日
ミッキーはなぜ口笛を吹くのか アニメーションの表現史 (新潮選書) 著者:細馬 宏通 出版社:新潮社 ... ミッキーはなぜ口笛を吹くのか アニメーションの表現史 (新潮選書) 著者:細馬 宏通 出版社:新潮社 ジャンル:新書・選書・ブックレット ミッキーはなぜ口笛を吹くのか―アニメーションの表現史 [著]細馬宏通 「世界で最初のアニメーション映画は」と始まる本書は「愉快な百面相」という3分の作品を紹介する。黒板にチョークで描かれる数々の顔が変化してゆく、と。 著者によれば、それは米国で当時流行していたヴォードヴィル芸から来ているのだという。つまり芸人たちは寄席で黒板を使って素早く似顔絵などを描き、ひとつの線をまたたく間に別の意味に変化させて観客を楽しませていた。 そのネタは「チョーク・トーク」、のちに「稲妻スケッチ」と呼ばれたのだそうだ。今でも我々は日本で似たネタを見る。スケッチブックを使って笑いを作っていく手法だが、元は19世紀末から存在していたのである。いや、ケーシー高峰の芸を思い出せば「チ