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「星新一の思想」書評 「文学じゃない」から届いた普遍|好書好日
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「星新一の思想」書評 「文学じゃない」から届いた普遍|好書好日
「星新一の思想」 [著]浅羽通明 私は星新一の良い読者ではない。中学の頃に「ボッコちゃん」などをむ... 「星新一の思想」 [著]浅羽通明 私は星新一の良い読者ではない。中学の頃に「ボッコちゃん」などをむさぼり読んだが、それは彼の最初期から前期、「シニカルで切れ味のあるオチ」があるショートショートの時代。「この時期の作品のみで星新一を認知している一般読者が、ほとんどなのではないか」。その一人が私だ。 ではなぜこんな駄文を書くのか。星が文学賞の選考の際に「同業者目線、専門家目線としてではなく、未知の一般読者目線」で作品に向かったことを、本書で知ったからだ。文壇では彼の小説は「文学じゃない」と言われていた。しかし圧倒的に読まれていた。 文学の世界が「『外部の他者』にはさっぱりわからぬ種々の符牒(ふちょう)が行き交うようになってゆく空間」であり、星はそこから「最も遠いところで執筆していた」という。これは文学界に限るまい。政界も財界も、メディア界にも当てはまる。 星は「文学性」などという「符牒」に絡め