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誰も描いたことのない、お江戸の介護事情の魅力 『銀の猫』(朝井 まかて) | 秋山 香乃 | 書評
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誰も描いたことのない、お江戸の介護事情の魅力 『銀の猫』(朝井 まかて) | 秋山 香乃 | 書評
2020.03.26書評 誰も描いたことのない、お江戸の介護事情の魅力 文:秋山 香乃 (作家) 『銀の猫』(朝... 2020.03.26書評 誰も描いたことのない、お江戸の介護事情の魅力 文:秋山 香乃 (作家) 『銀の猫』(朝井 まかて) 出典 : #文春文庫 ジャンル : #歴史・時代小説 『銀の猫』(朝井 まかて) 今は人生百年時代と言われている。日本人の平均寿命は男性でおよそ八十一歳、女性は八十七歳なのだそうだ。まことにめでたいようで、その実、自立して生活できる健康寿命は、男性でおよそ七十二歳、女性で七十五歳。つまり、平均して十年前後はだれかの世話を受けなければ暮らしは立ち行かないというわけだ。 では、この物語の舞台となった“お江戸”ではどうだったのか。本書には次のように書かれている。「江戸の町は、長寿の町だ」と。「五十過ぎまで生き延びればたいていは長生きで、七十、八十の年寄りはざら、百歳を過ぎた者もいる」。 日本全体がそうだったわけではないようだが、江戸の町の寿命事情は今とそう変わらない。この