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忘れていませんか、私たちがいたことを... 『「混血児」の戦後史』 | BOOKウォッチ
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忘れていませんか、私たちがいたことを... 『「混血児」の戦後史』 | BOOKウォッチ
戦後間もない1947年(昭和22年)、NHKラジオで「鐘の鳴る丘」の放送が始まった。戦争から復員してきた青... 戦後間もない1947年(昭和22年)、NHKラジオで「鐘の鳴る丘」の放送が始まった。戦争から復員してきた青年が、戦災孤児たちのために奮闘する物語だ。 大ヒットしたこのドラマに触発される形で48年、群馬県では児童養護施設「鐘の鳴る丘」が作られた。同じ年に、神奈川県では大磯町に乳児院「エリザベス・サンダース・ホーム」が創立される。本書『「混血児」の戦後史』(青弓社)は後者に焦点を絞り、戦後社会と「混血児」についてまとめたものだ。 戦後、大きな社会問題に 戦争は数多くの悲劇を生む。何の責任もないのに、もっとも過酷な人生を強いられたのが、親を失ったり、親から切り離されたりした子どもたちだ。戦災孤児はその代表格。中国残留孤児も記憶に新しい。「混血児」もまた新たなる差別や排除にさらされた。 戦後最初の混血児は、大陸からの引き揚げ過程で生まれた。満州や朝鮮半島でソ連兵士に強姦された女性たちが母親だ。引揚