「あと5分で……」羽田空港で“旅券返納命令”を手渡されて――常岡浩介インタビュー | 文春オンライン

◆ 国際線の自動化ゲートで「何だこれは」 常岡 「パスポート情報は登録されていません」。羽田空港の出国審査場で国際線の自動化ゲートを通過しようとした時、画面にはこのような趣旨の文面が表示されていました。「何だこれは」と一瞬、ぽかんとしてしまいました。 旅券（パスポート）返納命令を受けたこの2月2日のことをお話しする前に、まずは1月まで時系列をさかのぼる必要があります。私は長らくイエメンの飢餓問題を取材する計画を立てていて、1月14日にオマーン経由でイエメンに入国するという計画だったのですが、何の理由の説明もなくオマーンから入国拒否を受けたのです。 ――1月の時点では、日本を出国することができたんですね。 常岡 はい、その時は問題なく出国できました。しかしオマーンに入国することができなかった。入国手続きを行う窓口でパスポートを出したところ、別室に連れていかれて、「オマーンには何日滞在する予定

[Ereni]

3/24『そして23時15分、「外務省オペレーションルーム2」という場所から羽田に、FAXが送られてきたのです』『そして重要なのは、日本でイエメンについてほとんど報道されない現状があるということです』

[theta]

一種の予防拘禁だな。常岡氏を足止めしたから大丈夫、と当局が思ってたらノーマークの(現場ノウハウのない)フリー記者が単独渡航して捕まって事態を悪化させたりして。