「転生後のベストチートは《普通》であること」80年代に異世界転生ジャンルを切り拓いた『ぼく地球』日渡早紀が令和の“なろう系”に思うこと | 文春オンライン

『ぼく地球』と“なろう系”の決定的な違い ――『ぼく地球』の連載が始まった80年代後半、少女マンガ界では《異世界転生》というテーマはまだマニアックな扱いでした。現在は異世界転生がマンガやラノベで一大ジャンルを築いていますが、どうご覧になりますか。 日渡 異世界転生ジャンルについては、いわゆる一般的な“なろう系”と、『ぼく地球』の転生設定は、世界線が違うと思っています。 ――というと？ 日渡 『ぼく地球』は前世人格と転生後の人格が異なり、別人格として設定しています。前世の木蓮と転生後の亜梨子（ありす）は別人格です。 “なろう系”の転生はおそらく、前世も転生後も同人格、というのが大半ですよね。私は選ぶ世界線がちょっと違うので、この界隈でさえもたぶん異端者なのではないかと思われます。 ――そうか、輪（りん：亜梨子の隣家に住む小学生）は特に前世人格に振り回されますね。 『ぼくの地球を守って』©日渡

[mizunotori]

同じ「転生」だからって異世界転生ものと輪廻転生ものを直結させるの、同じ「ロボット」だからってガンダムとドラえもんの共通点を訊くようなもんでしょ。

[nagaichi]

「ベストチートは《普通》」というのは、戦後社会の幸福な一時期に一億総中流幻想を共有できた階層だけに成立しえた仇花なのでは。幸福な時代は終わってしまったので、ファンタジーは現実をエグゾダスするしかない。

[asuka0801]

ぼくの地球を守ってや犬夜叉を異世界転生と言うとなんか違和感がある

[tsutsumi154]

心臓に負担がと言いつつ未来路は平気でテレポートしまくりなのは

[homarara]

チートについては「人からもらった力でイキってんなあ」と思わんでもないけど、よく考えると五体満足で生まれる事も、そうでない人にとっては十分に「人からもらった力」だよなと考えると、チートを馬鹿にもできん。

[rosaline]

異性の口の中に自分が噛んだガムを吐き出すのか転生チートの能力ですかね？？？この作品は何をやっても賞賛・肯定される夢主人公メアリ・スーの文脈で語られるべき/ヘンなプロモだなぁ、マシリト社長サマの発案？

[srpglove]

未来路って、別作品からのゲスト出演的なキャラだったんだ……

[behuckleberry02]

全体的には面白いインタビューだったけど序盤の異世界転生と比較するくだりは「チート」と「世界線」の使い方に違和感があってつらい。大母星は異世界じゃないし無双もしないし、根本的に別物ですよね。