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“国民的駅弁”と自家製そばが合体すると…神田で食べる「峠の釜そば」(1100円)は懐かしい味だった! | 文春オンライン
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“国民的駅弁”と自家製そばが合体すると…神田で食べる「峠の釜そば」(1100円)は懐かしい味だった! | 文春オンライン
そして、横川駅を出発すると、何事もなかったように、碓氷峠を眺めながら、あの茶色の独特の器に入った... そして、横川駅を出発すると、何事もなかったように、碓氷峠を眺めながら、あの茶色の独特の器に入った釜めしを悠然といただくわけである。あんずを先に食べる派と後に食べる派がいて、議論になったりするのも楽しい旅の記憶だ。ちなみに自分は後に食べる派。 余談だが、軽井沢駅につくと今度は駅そばを販売しに来る。太めのぼそっとした茹で麺に、紫色のきれいなアツアツのつゆがかかって登場する。結局、釜めしとかけそばを続けて食べるという大変贅沢な峠越えを味わえた。 昭和32年に誕生、日本の駅弁へ 「峠の釜めし」を荻野屋4代目の高見沢みねじ社長が創案したのは、昭和32(1957)年のこと。その後の人気は目を見張る勢いとなり、昭和・平成の時代を駆け抜けた大人気駅弁となっていった。 軽井沢駅売店(荻野屋公式サイトより) そんな旅情溢れる「峠の釜めし」に転機が訪れる。平成9(1997)年10月1日に北陸新幹線が開通した。そ