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《がん免疫療法の落とし穴》藁にもすがる患者を誤解させ、高額治療に誘導する「国立大学病院」が失った“医の倫理”「カフェイン療法で死亡事故の過去も」 | 文春オンライン
日本のがん医療には、無法地帯というべき闇が存在する。数多くの臨床試験で有効性がないことが証明され... 日本のがん医療には、無法地帯というべき闇が存在する。数多くの臨床試験で有効性がないことが証明された、「免疫療法」のことだ。 去年、がんで死亡した人は約38万人。完治が難しい、がんの再発や転移に直面すると、「助かるための治療法」を患者は必死に探し求める。そこに待ち受けているのが、自由診療の「免疫療法」という陥穽(落とし穴)なのだ。 第1回は、国立金沢大学附属病院の敷地内で行われていた、民間クリニックの免疫療法についてお伝えする。 (*月刊「文藝春秋」12月号「インチキ免疫療法の陥穽」より、一部抜粋・加筆) ◆◆◆ 本庶佑氏も「医の倫理」に反すると「自由診療の免疫細胞療法」を厳しく批判 「免疫機能によって、がんを治療する」という手法は、世界中から注目されてきた。最も期待されていたのが、患者から採取した血液中の免疫細胞を活性化、または増殖させて体内に戻す「免疫細胞療法」である。 免疫細胞には「T
2022/11/14 リンク