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同じ女性弁護士のドラマなのにリアリティの方向は正反対 | 週刊文春 電子版
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同じ女性弁護士のドラマなのにリアリティの方向は正反対 | 週刊文春 電子版
『虎に翼』の評判が良い。主人公の寅子(ともこ)が美人ではなく(伊藤沙莉が美人じゃないと言っている... 『虎に翼』の評判が良い。主人公の寅子(ともこ)が美人ではなく(伊藤沙莉が美人じゃないと言っているのではないよ)塩辛声なのがいい。弁護士を目指す仲間たちも、絶妙に「美人じゃない」人が普通に存在して、その不美人さが魅力になっていく。そういうところにドラマのリアリティを感じてしまう。「ヘン顔で男に殴りかかる」「それをスローモーションで強調」とかチャラけた演出もあったりするが、基本の人物造形がしっかりしているので脱線はしても転覆には至らないというか。 そんな好評の『虎に翼』に堂々と挑戦状を叩きつけた(つもりかどうか知らないが)テレビ朝日、の『JKと六法全書』! 同じ「年若き女性が法曹の世界に挑む」話なのにこうまでちがうとは。かたや「日本で最初に女性弁護士になった人をモデルにしたドラマ」、かたや「高一で史上最年少司法試験合格し弁護士になった女子高生が活躍するドラマ」である。私はこれを『羽鳥モーニング