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欧州の怪火伝承~ウィル・オ・ウィスプとジャック・オ・ランタン
原因不明の発火現象「怪火」にまつわる伝承は世界中に見られる。日本でも狐火や鬼火、不知火などとして... 原因不明の発火現象「怪火」にまつわる伝承は世界中に見られる。日本でも狐火や鬼火、不知火などとして知られるが、ここでは主に欧州の「怪火」にまつわる様々な言い伝えを簡単にまとめ。 「怪火」は「愚者の火(ignis fatusイグニス・ファトゥス)」と呼ばれる。その火についていくのは愚か者の所行だからである。「怪火」は大きく分けて「死の予兆」と「旅人を惑わす明かり」がある。前者は「人魂(コープス・キャンドル)」「ウィル・オ・ウィスプ」等、後者には「ジャック・オ・ランタン」等で、いずれも多数の伝説がある。 「人魂(コープス・キャンドル)」主にウェールズ地方をはじめとするブリテン諸島で見られる死の予兆。死が迫っている人の家や場所で地上を上下に飛び回り蠟燭の火のような形をしている。アイルランドとイングランド北部では生霊の蠟燭とも呼ばれる。イングランドでは死者の魂についていくと言われ、ウェールズの伝承で
2016/02/07 リンク