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【ジェンダー史古典③】デーヴィス『マルタンゲールの帰還』(1985)(姫岡とし子) - 比較ジェンダー史研究会
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【ジェンダー史古典③】デーヴィス『マルタンゲールの帰還』(1985)(姫岡とし子) - 比較ジェンダー史研究会
一六世紀の農民女性と主体性(姫岡とし子) ナタリー・Z・デーヴィス『マルタンゲールの帰還-16世紀... 一六世紀の農民女性と主体性(姫岡とし子) ナタリー・Z・デーヴィス『マルタンゲールの帰還-16世紀フランスの偽亭主事件』成瀬駒男訳、平凡社、1985年 掲載:2019-12-09 執筆:姫岡とし子 デーヴィス(一九二八~)は、フランス近世の文化と社会を専門とし、単行本だけで五冊の邦訳出版のあるアメリカを代表する歴史研究者だが、定職を得たのは四三歳と遅い。女性であること以外に、左翼の集会で知り合い、一九歳で駆け落ちした数学者の夫が反共旋風の嵐のなかで失職し、職を求めて転居をくり返したこと、夫婦のパスポート剥奪、三人の子どもの出産と育児、強いられる孤立など、彼女の私生活が関係していた。だが、デーヴィスはこうした困難をプラスにかえ、アカデミズムの人間関係にまどわされずに自分の道を進んでいった。 曲がり角の多い彼女の人生経験は、研究テーマの選択や研究方法にも生かされている。社会のアウトサイダーだっ