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学問のキビシさ
「学問のキビシさ」などといったものはない、とぼくは思っている。あるのはただ、この世界の謎であり、... 「学問のキビシさ」などといったものはない、とぼくは思っている。あるのはただ、この世界の謎であり、それをいくらかでも解きほぐすことの、気の遠くなるような困難さである。ぼくは広い意味での哲学者のはしくれなので、この世界がどのようにあるかという謎だけではなく、この世界がそもそもなぜあるのかという存在論的な謎(何も無かった方がよっぽど単純ですっきりしていたのに、なぜ?)にも直面している。これは、およそ世界に関わる謎のなかでも最難関の問いなのである。 けれど、そんなふうに考えるのは、学者・研究者と言われる人々の中でもかなりマイナーな部類であることを、ぼくは自分が研究者になってみてはじめて実感した。多くの研究者たちは、もっぱら研究生活の困難さ、学問の厳しさといった事柄を配慮している。そして自分がどれだけ古典に通じているか、語学に堪能か、最新情報をキャッチしているか、といったことを競い合って、そうした諸
2012/12/02 リンク