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猪瀬直樹×鹿島 茂 作家としての石原、現象としての慎太郎――没後1年を機にとらえ直す|文化|中央公論.jp
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猪瀬直樹×鹿島 茂 作家としての石原、現象としての慎太郎――没後1年を機にとらえ直す|文化|中央公論.jp
毀誉褒貶に相半ばする存在として注目を集め続けた石原慎太郎。その実像や作品をめぐって、作家の猪瀬直... 毀誉褒貶に相半ばする存在として注目を集め続けた石原慎太郎。その実像や作品をめぐって、作家の猪瀬直樹氏とフランス文学者の鹿島茂氏が語り合う。 (『中央公論』2023年3月号より抜粋) 三島、大江、そして石原の時代 ──石原慎太郎氏が亡くなって2月で1年になります。一周忌に向けて、猪瀬さんによる評伝『太陽の男石原慎太郎伝』が刊行されました。 石原慎太郎(1932~2022) 鹿島 猪瀬さんは都知事を経験されて国会議員にもなり、石原さんと同じようなキャリアになってきましたね。より深く彼をわかるようになってきたのではないですか。しかし、そもそも、なぜ評伝を書くことに? 猪瀬 石原さんが亡くなった翌日にこの本の担当編集者から電話があったんですよ。「彼の実像を作品論と併せて書くべきじゃないか」と。一回は断ったけど、その後「いや、待てよ。これは俺しか知らないな」と思うことがいろいろ浮かんできて、やっぱり