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老人のような子供たち… 虐待された「ルーマニアの孤児」の40年後を訪ねて | 排せつ物まみれでネグレクト
黒い瞳に黒い髪の男の子イジドルは、人生最初の3年間をその病院で過ごした。 1980年6月20日、イジドルは... 黒い瞳に黒い髪の男の子イジドルは、人生最初の3年間をその病院で過ごした。 1980年6月20日、イジドルは生後数週間で親に捨てられた。右脚がやや変形していたからだ。何かの病気(おそらくポリオ)にかかっていた彼は、こうしてルーマニア社会主義共和国に大量にいた孤児の海に投げ込まれた。 当時の孤児院を記録した映画には、看護師が組み立てラインの労働者のように新生児を次々と布でくるみ、不安げな幼子の列に継ぎ足していく様子が映し出されている。赤ん坊をあやしたり歌をうたったりする女性はいない。布で包まれた小さな顔は、自分たちの身にいったい何が起きているのか、推し量ろうと辺りをきょろきょろ見回していた。 南カルパティア山脈を望む町シゲトゥ・マルマツィエイの病院で、おそらくはイジドルもベビーベッドの柵に寄りかかり、口に突っ込まれた瓶から栄養をとっていたのだろう。自力で食べられる年齢をとうに過ぎても、彼と同年
2021/06/07 リンク