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ピカソの絵画の“市場価値”が下落しはじめている 没後50年で注目されるはずが… | 時代の“再評価”が始まった
生涯で何人もの女性と関係を持ち、そのスキャンダラスな私生活でも知られる画家パブロ・ピカソ。ジェン... 生涯で何人もの女性と関係を持ち、そのスキャンダラスな私生活でも知られる画家パブロ・ピカソ。ジェンダー問題に敏感な現代社会は、この天才をも「再評価」しようとしている。 その破天荒な人柄や女性に対するふるまいが、彼の作品の価格に影響を与えたことはなかった。だが、状況は変わりつつある。スペイン紙「エル・パイス」は、アート情報サイト「Mutualart.com」におけるピカソの作品価格に“疲労感”が見られるとし、彼の歴史のなかで前例がないことだと報じた。 2023年4月までに、オークションに出品されたピカソの作品は1798作ある。そのうちの55.2%に買い手がつき、合計の落札金額は9700万ドル(約130億円)強だった。過去の例を見ると、2022年の落札金額の合計は約5億1100万ドル(約688億円)。2021年は年間で5522作が出品され、73%近い4001作の売買が成立し、落札金額の合計は6億
2023/05/14 リンク