唐代の建築技法そのままに造られた 壮大な仏教寺院は香港の隠れた名所 | 今日の絶景

香港の隠れた名所として人気を集めている、唐代の伝統的な建築を模したこの寺院。隣接する唐の時代をイメージした庭園「南蓮園池」とあわせて、歴史マニアや香港リピーターには知られた存在だ。 総工費は約7億香港ドル(約105億円)、総面積は33000平米。建築にあたっては、釘を一切使用せず、木組みで軒を支える唐代の木造建築手法を採用。ボランティアとして参加した技術者たちの手作業により、ひとつひとつ木を繋ぎ合わせて造られたという。 唐代をモチーフにした独特のコンセプトや規模の大きさから、テーマパークのような印象もあるが、ここはれっきとした仏教寺院。7万冊以上の蔵書を誇る図書館や夜間学校もあり、勉強に訪れる市民も多い。観光で訪れる場合も、都心の喧騒を忘れ、厳かな気持ちで参観したいものだ。