内田樹の「被害者の呪い」論 - 道徳的動物日記

blog.tatsuru.com たまたまの偶然で、2008年に内田樹が書いたブログ記事が目に入ってきた*1 この記事は、直接的には、当時開催されていた北京オリンピックの「聖火リレーをめぐる騒動」について言及したものである*2。また、文中には「統合失調症」についての記載があるが、当時に付いたはてなブックマークコメントでも指摘されている通り、この部分はかなり問題含みで不適当なものだ。 それでも、このブログ記事の後半で展開されている議論は、なかなか鋭い。当時よりも現在の社会に対してなおさら当てはまるような、含蓄のある指摘だ。だから改めて取り上げてみてもバチはあたらないだろう。 私は自制することが「正しい」と言っているのではない（「正しい主張」を自制することは論理的にはむろん「正しくない」）。けれども、それによって争いの無限連鎖がとりあえず停止するなら、それだけでもかなりの達成ではないかと思って

[nisatta]

「あいつのせいで酷い目にあった」が「自分を酷い状況に置き続けることで相手を責めたい」に転じることがある。落伍者の愉悦というか状況に安んじる以上の意味が生じちゃってる

[miwa84]

AC関連でも、この被害者意識に甘んじて、相手を責める愉悦に酔うという現象を起こしてしまいがちな気がしている

[leeyuu]

被害者意識。負の感情。

[shikahan]

被害の問題と被害者意識の呪いの問題の違いや、差別と差別利権の問題などは、被害者に寄り添う者ほど真っ先に自覚、批判、排除しなければならないと思うのだけど、なかなかそうはならんよね

[maeda_a]

“ある種のSNS界隈や社会運動界隈、もっと広く言えば「文芸」や「人文」の世界一般には、怒りやコンプレックスをはじめとする「負の感情」に価値を見出したがる風潮がある”

[sadamasato]

彼が、被害者を黙らせる側に加担できるのは、まさに日本において特権的な権力を振るえる立場だからなんだよね。白人男性で、日本のマチズモに加担できる人間は、この社会において何より重宝されるからね。

[cliphit]

せいぜい武道家に切って捨てられないよう、スポーツのプレイや真っ赤な夕日に心を動かされたりして暮らすの。社会にコロコロされそうでも、多産なら全然生き残るからギラついてこうね。

[burnoutdog]

天変地異を操作できる首相がいるみたいなこと言う人いるもんなあ

[hunglysheep1]

「被害者である」という意識を拡大してくのトランプ信者やQアノン(Jアノン)。韓国の「恨」の文化、フェミニズムと親和性がありそう/凄く悪いか、というと気持ちに寄り添うのも一定の需要はある訳でなぁ。