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現在の日本株は円安進行を見込んでも割安感はなし
株式市場透視眼鏡 株式投資家に向け、具体的な銘柄選びの方法と銘柄名、株価の動向見通しなどを分析・予... 株式市場透視眼鏡 株式投資家に向け、具体的な銘柄選びの方法と銘柄名、株価の動向見通しなどを分析・予測。現役トレーダーが執筆。定量的なデータを駆使し株式投資に役立つ情報満載。 バックナンバー一覧 2016年はU字型の株式相場となった。注目は投資家のマインドの変化の大きさで、年初は悲観に振れ、年末は楽観に振れた。それぞれの背景となる考え方は大きく異なる。 年初は原油の大幅安で世界経済がデフレに沈むことが懸念され、年末には次期トランプ政権の誕生で、米国を中心に減税と公共投資増加で再度インフレになるのではないかと期待が高まっている。いったいどちらが正しいのか。 われわれは、その中間に答えがあると考える。世界のデフレ圧力は中央銀行の金融政策によって下支えされ、先進国の「日本化」が進む中、財政政策でインフレをつくり出すのは容易ではない。 16年に企業収益が全体として伸び悩む中で、日本株は海外市場の動向