大惨事でパニックするエリートと機能しない政府どん底で助け合う普通の人々と機能する市民社会100年の災害史が示す人間コミュニティの真実とは――「災害ユートピア」著者レベッカ・ソルニット

大地震、大爆発、巨大ハリケーン、テロ攻撃……。気鋭のノンフィクション作家、レベッカ・ソルニットによれば、世界の災害史を振り返ると、危機に直面した人間社会の行動にはある共通項が見出せるという。それは、パニックに陥る少数派のエリートがいる一方で、見ず知らずの人に水や食料そして寝場所を与え、時として命すら投げ出し助け合う普通の市民の姿である。ソルニットは、なぜこのユートピアを平時に築くことができなのかと問題提起する。東日本大震災後に、世界の知識人のあいだで注目を集めている「A PARADISE BUILT IN HELL」（邦訳『災害ユートピア』）の著者に話を聞いた。 （聞き手／ジャーナリスト 瀧口範子） ――あなたは著書「A PARADISE BUILT IN HELL」（邦訳『災害ユートピア』亜紀書房刊）の中で、大災害後の一時期に、人々が自分の利益は二の次に互いを支え合う、まるでパラダイスの

[hahnela03]

助け合うこと、パニックに陥らずにいるのも外からの支援というものを信じている「紐帯」があればこそ。内部では様々な葛藤があった。美化されるべきものでもない。淡々と後の世の検証と改善に資すれば良いのだろう。

[qwe546]

ひとはたすけあうことができる。われわれはそれができるじだいにいきている。

[Guro]

読んだ。

[yojik]

これすごく興味深い。インタビュアー(レムコールハースドキュメントの著者)の引き出し方も上手い。

[shota_f]

後で読む

[ishigakitakashi]

『災害ユートピア』著者インタビュー。

[taiyaki_tomato]

「災害の際に見せる人間の姿が人間の本質だとすれば、その発露を阻む日常は、別のかたちの災害ではないのか。」どちらがではなくて、どちらも本質じゃないかな。

[maturi]

”人災の最たるものである世界大戦後にも束の間のユートピアは出現した。独裁政権下の社会にも共通して見られる。束の間のユートピアとは、換言すれば、地獄の中のパラダイスなのだ。”

[hiroette]

災害と社会と、私達の心のありようについて、なんかこの記事すごくいろいろ腑に落ちてすごいなと思った。

[raitu]

「社会制度は競争や利己主義に基づいて作られているので、競争心や利己心の強い人間が成功して、社会のトップに上り詰めるようになっている。彼らの目から見ると、世界全体が競争社会だ」→エリートパニック

[yohyouyohyou]

”アメリカでも進歩派の人々が、もっと親切で寛大で、市場主義的でない世界をつくるべきだと叫んでいる。だが、そんな世界はもうできている。"　日本でも進歩派の人々がもっとケアを、と叫んでいる、、

[keiichimaeda]

>われわれは、ともすれば、(…)人生とはプライベートなもので、愛もロマンスも家族も消費も、休暇までもがプライベートなものだと感じてしまう。だが、それは本当に私たちが望んでいる世界なのか。

[hatayasan]

「災害の後には“地獄の中のパラダイス”のような“束の間のユートピア”が出現する/それはまるでポケットのような可能性の空間だ。」

[kechack]

「災害ユートピア」の中では、災害時に一般市民のパニックが起こると想定し実際にパニックするのはエリートたちであり、むしろその“エリートパニック”こそが社会を危険に陥れると説明している。