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北越紀州の要求拒む大王製紙強気の裏に創業家株買い増し
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北越紀州の要求拒む大王製紙強気の裏に創業家株買い増し
inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何... inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 巨額の追徴課税疑惑、インサイダー取引疑惑、不正会計疑惑と数々の問題が浮上している大王製紙。今度は、筆頭株主である北越紀州製紙にも相談せずに、創業家一族関係者らがひそかに自社株式の買い増しに動いていることが、週刊ダイヤモンドの調べでわかった。「疑惑を追及している北越紀州製紙に対抗する狙いがあるのでは」(製紙業界関係者)との見方もあり、新たな火種となりそうだ。 大王製紙株式を取得したのは大王海運という名前の会社で今年1月以降、発行済み株式総数の1.3%を約10億円で取得した。社名に「大王」と付くが子会社ではなく、「大王製紙会長を務めた井川俊高特別顧問が実質的なオーナー」(証券業界関係者)だという。 この比率自体はたいした