世界一の漁業国家、中国の暗躍とは？違法操業、乱獲の実態に迫る

海から見た世界経済 「海から学ぶ経済のしくみ」。激変する世界をつかむ新しい視点とは？ 本連載は、現代の世界情勢、および経済を「海」という視点から見るものです。 世界の「海」の海洋資源、海運、水産などの情況を知れば、 世界経済の流れがのみ込めるとともに、地球の未来を予測することも可能です。 海洋学部教授であり、経済学の博士号を持っている山田吉彦氏が解説します。 バックナンバー一覧 中国は世界一の漁業国家です。しかしその裏には、違法操業や乱獲の問題があり、今後の動向から目が離せません。「海と経済」の第一人者であり、新刊『完全図解 海から見た世界経済』の著者である山田氏に聞いてみました。 中国はどんな魚を獲っているのか？ 世界の漁業生産量第1位は中国であり、全世界の約18％を占めています（2013年）。中国の排他的経済水域の面積は、同国の主張では300万平方キロメートル。しかし、その中には近隣諸

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（DIAMOND書籍onl）世界一の漁業国家、中国の暗躍とは？違法操業、乱獲の実態に迫る　中国が実際に管轄権の行使ができる海域は、約100万平方キロメートルで我が国よりも狭いのが実状です。

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何を獲っているのかわからないというのが実態