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山下芳太郎(18) | タイプライターに魅せられた男たち・第163回(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム
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山下芳太郎(18) | タイプライターに魅せられた男たち・第163回(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム
長谷川の遺骨を乗せた加茂丸が、和田岬検疫所の検疫を通過して、神戸港内に入ってきたのは、5月29日午前... 長谷川の遺骨を乗せた加茂丸が、和田岬検疫所の検疫を通過して、神戸港内に入ってきたのは、5月29日午前7時過ぎのことでした。山下は、長谷川の妻の長谷川柳子、親戚の福田鋤次郎、唐木屋の日向利兵衛、大阪商船の末永一三、朝日新聞の村山龍平や弓削田精一など、多くの人々とともに、メリケン波止場から日本郵船の小型艇に乗り込みました。小型艇には、朝日新聞の社旗が立てられていました。加茂丸が八番浮標に錨を降ろすやいなや、山下たちは小型艇を横付けし、船内に乗り込んでいきました。 長谷川が使っていた船室には、香が焚かれ、カーテン奥の壇上に、遺骨を納めた小さな柩が、白布をかぶせて祀られていました。「朝日新聞社員二葉亭四迷長谷川辰之助君霊」という銘の霊牌も、飾られていました。柳子夫人から順に焼香をおこない、その後に別室で、船医の村山玄沢や事務長の近藤松五郎を囲んで、故人の最期を聞くことにしました。近藤の話では「勝気