比叡山に宗教者集い 100歳の天台座主、自然災害や武力紛争を憂う：朝日新聞デジタル

【滋賀】仏教やキリスト教、イスラム教などの宗教者が集まり、平和を祈る「世界平和祈りの集い」が4日、天台宗総本山の比叡山延暦寺（大津市）であった。大樹孝啓・天台座主（100）は頻発する自然災害や武力紛争を憂え、「一刻も早く復興や和解に向かうことを皆様とともに強く祈り続けたい」と約420人の参加者を前に語った。 集いは、1987年にあった比叡山宗教サミットの理念を受け継いで天台宗が毎年開いている。4日は境内の「世界平和の鐘」の音が響く中、大樹天台座主や神社本庁の田中恒清総長、日本ムスリム協会の遠藤利夫会長ら各宗教の代表者が平和を願って黙禱（もくとう）した。世界仏教徒連盟会長とローマ教皇庁諸宗教対話省長官から届いた平和のメッセージも読み上げられた。 アフガニスタンで医療や農業の支援を続けるペシャワール会PMS支援室長の藤田千代子・看護師の講演もあった。2019年に銃撃されて亡くなった中村哲医師と

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“「世界平和祈りの集い」が4日、天台宗総本山の比叡山延暦寺であった。大樹孝啓・天台座主（100）は頻発する自然災害や武力紛争を憂え、「一刻も早く復興や和解に向かうことを皆様とともに強く祈り続けたい」”