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津田大介「『紙』のチケット 見直しませんか」 | AERA dot. (アエラドット)
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津田大介「『紙』のチケット 見直しませんか」 | AERA dot. (アエラドット)
ウェブを使った新しいジャーナリズムの実践者として知られるジャーナリストでメディア・アクティビスト... ウェブを使った新しいジャーナリズムの実践者として知られるジャーナリストでメディア・アクティビストの津田大介氏は、高額転売が問題視されている音楽の「チケット販売システム」について論じる。 * * * 音楽業界の重鎮と著名アーティストたちが名を連ねた意見広告が関東・関西・中京圏の8月23日の朝日新聞と読売新聞の朝刊に掲載され、ネットで大きな話題を集めた。 「私たちは音楽の未来を奪うチケットの高額転売に反対します」というメッセージが、広告の一番上にひときわ大きな文字で書かれていた。 人気コンサートのチケット高額転売は「古くて新しい問題」だ。東京都の場合、1960年代ごろから後楽園球場付近に100人前後のダフ屋がたむろし、野球やコンサートの観客につきまとったり、押し売りを行ったりしたことが社会問題になった。 こうした行為を禁止するため、迷惑防止条例が制定され、全国に広まっていった経緯がある。近