古賀茂明「安倍政権が甘くみた韓国の脱日本路線」 | AERA dot. (アエラドット)

古賀茂明（こが・しげあき）／古賀茂明政策ラボ代表、「改革はするが戦争はしない」フォーラム4提唱者。1955年、長崎県生まれ。東大法学部卒。元経済産業省の改革派官僚。産業再生機構執行役員、内閣審議官などを経て2011年退官。主著『日本中枢の崩壊』（講談社文庫）など 韓国の文在寅大統領 （ｃ）朝日新聞社 日韓関係は、年が明けても改善の兆しが見えない。 【この記事の写真の続きはこちら】 世耕弘成元経産相がツイートしたとおり、フッ化水素、レジスト、フッ化ポリイミドの3品目の対韓輸出規制強化と「ホワイト国」除外措置は、徴用工問題に対する韓国側への事実上の報復措置だ。しかし、それは、韓国経済の生命線であるサムスン電子への攻撃であり、韓国への宣戦布告と同じだ。当初日本政府は、この3品目の輸出規制強化で脅せば、サムスンなどは窮地に立たされ、韓国政府は白旗を揚げてくると予想した。しかし、危機が大きく明確であ

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時間が経てば経つほど、日本側の対応が進み、韓国は不利になる。今こそ、徴用工問題を含めて、歩み寄りの姿勢を示すべき時だ。それをしなければ、韓国経済は、世界最強の日韓協業体制という大きな宝を失うことになる