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不安障害の「マイナス思考癖」、脳の仕組み解明か | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
不安障害や気分障害を抱えた人は、なぜネガティブな考えや感情から逃れられないと感じることが多いのか... 不安障害や気分障害を抱えた人は、なぜネガティブな考えや感情から逃れられないと感じることが多いのか、その理由が解き明かされた可能性がある。欧米の研究チームがこうした患者の脳機能画像の大規模な分析を行い、その成果を発表した。 研究チームは、気分障害もしくは不安障害と診断された成人の患者と、健康な成人の脳の活動を比較した過去の研究226件から、9000点を超える脳スキャン画像を集め、分析した。この種の調査研究としては過去最大規模のものだという。 その結果、患者グループでは、脳の領域のうち、これまでの考えを止め、新しい考えに移る働き(論文では「認知コントロール」と呼ばれている)を担う領域の活動が異常に低く、「情動的な思考や感情を処理する」領域は活動が異常に活発だったことが分かった。 活動が異常に低かった脳の領域は、下前頭前・頭頂葉皮質、島皮質、被殻などで、これらは全体として、考えや感情のコントロー
2019/12/01 リンク