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古代人が食べた魚から検出された「水銀やカドミウム」の謎 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
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古代人が食べた魚から検出された「水銀やカドミウム」の謎 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
近年人気の健康メソッドの1つが、旧石器時代の人類と同じ食生活を送り、野草や野生動物のみを食べる「パ... 近年人気の健康メソッドの1つが、旧石器時代の人類と同じ食生活を送り、野草や野生動物のみを食べる「パレオダイエット」と呼ばれるものだ。しかし、9500年前の人々はかなり有害な物質を、食べ物から摂取していたことが明らかになった。 2015年の研究で、約6500年前に北米沿岸で採られたタラに含まれていた水銀の量は、現在の上限値の20倍以上だったことが判明していた。この件をさらに深く調べるため、考古学者たちは沿岸に住んでいた人類の食生活について研究した。 研究対象となった場所はノルウェー北部にある6300~3800年前の8つの遺跡で、ゴミ捨て場で発見されたタイセイヨウダラやタテゴトアザラシなどの骨が分析された その結果、タラの骨からは安全とされる上限値の20倍以上のカドミウムと、最大4倍の鉛が含まれていた。カドミウムは内蔵疾患を引き起こし、鉛は神経に影響を及ぼす。アザラシの骨には推奨値の最大15倍