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村井理子「疎遠だった兄の遺体を引き取り、後始末をした怒濤の5日間」 連載・私の書いた本『兄の終い』|連載|婦人公論.jp
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村井理子「疎遠だった兄の遺体を引き取り、後始末をした怒濤の5日間」 連載・私の書いた本『兄の終い』|連載|婦人公論.jp
新刊『兄の終い』で、疎遠だった兄の遺体を引き取り、後始末をした怒濤の5日間を克明に綴った村井理子さ... 新刊『兄の終い』で、疎遠だった兄の遺体を引き取り、後始末をした怒濤の5日間を克明に綴った村井理子さん。兄の元妻や娘と共にさまざまな手続きに奔走、その濃密な時間の先にたどり着いた境地とは(構成=山田真理 撮影=霜越春樹) 何年も会っていなかった兄の訃報を受けて 昨年10月、私は何年も会っていなかった兄が死んだという連絡を宮城県の警察署から受けました。遺体を引き取り、火葬し、ゴミ屋敷と化した多賀城市のアパートを片付け、兄と暮らしていた小学生の息子・良一くんの今後を考える。その5日間を綴ったのが、本書『兄の終(しま)い』です。 翻訳やエッセイの仕事を抱えながら、突然始まった怒濤の日々。疎遠だった兄の家を片付けるというテーマに興味を持った編集者の提案で一冊にまとめたのですが、思いがけず多くの方から反響がありました。それだけ、家族との関係に悩んでいる人がいるのでしょうね。 わが家の場合、兄と母は共依