同じ保険料を払っているのに、受け取る「年金」が少ないのはなぜ？ その意外なワケ（井内 義典） @moneygendai

会社員など厚生年金に加入してきた人が将来受け取れる老齢厚生年金。老齢厚生年金は主に、会社から受け取った報酬、そして報酬に応じて負担した保険料に比例して金額が決まる年金、報酬比例部分となります。厚生年金加入記録、つまり在職中の給与・賞与の額や厚生年金加入月数次第では大きくその額が変わることになります。 しかし、それは自身の在職中の給与や賞与の額をそのまま使って計算するわけではありません。給与・賞与を現在価値に換算する「再評価率」の存在が実際の受給額に影響を与えています。 老齢年金の種類 老後資金について考えるうえで、受給する公的年金の額については気になるところです。会社員として勤め、厚生年金に加入してきた人であれば、65歳から2階建ての公的年金が受けられることになり、1階部分・国民年金制度の老齢基礎年金と2階部分・厚生年金保険制度の老齢厚生年金があります。 その65歳からの老齢基礎年金と老齢