偽装だった？…東京オリンピック1964年、港区の路上で起きた通り魔による大物芸能プロ社長刺殺事件…その「ヤバすぎる容疑者」と「残された謎」（ミゾロギ・ダイスケ） @gendai_biz

偽装だった？…東京オリンピック1964年、港区の路上で起きた通り魔による大物芸能プロ社長刺殺事件…その「ヤバすぎる容疑者」と「残された謎」 近年、SNS、出会い系サイト、いわゆる「闇サイト」などを媒介とした殺人事件は珍しくなくなった。これにはいくつかのパターンがあるが、そのなかに誰かを殺したいと考えた者が、別の誰かに報酬を提示して殺害を依頼するケースも散見される。現代は自宅にいながらにして「殺し屋」を雇える恐ろしい時代なのである。 しかし、日本ではインターネットのない昭和期に、第三者が報酬目的で人を殺した例は極めて少ない。ここに取り上げるのはなかでも「日本の犯罪史上、初めて『殺し屋』が登場した」と報道されたこともある事件だ。また同事件には、「殺し屋」の登場以外にも、まるでミステリ小説かサスペンス映画のような要素に満ちた特異性がある。当時の報道をもとにそのアウトラインをなぞっていきたい。 （