生涯独身・68歳江戸っ子男性が寂しさゆえに「関西に家を買って移住」もわずか半年で絶望するまで（清水 芽々） @gendai_biz

一人暮らしは近所付き合いが希薄な都心より地方で 少子化や核家族化により、65歳以上の高齢者のひとり暮らしが増加している。最新の調査では、65歳以上の高齢者世帯の49.5％がひとり暮らしという結果が出ており、男性の場合は65歳～74歳の前期高齢者が全体の約6割を占め、女性の場合は75歳以上の後期高齢者が約6割だという。 さらに、このうちの約12％が「身内がいない、もしくは没交渉である」と答えており、「何かあった時に頼れる相手がいない」という状況だ。 孤独死を始め、認知症や生活力の低下などのリスクを抱える高齢者が、安心してひとり暮らしをするために欠かせないのが隣近所など地域との繋がりだが、生憎都市部では高齢者向けのコミュニティが不足の傾向にある。 「だから地方の方が安心して暮らせると思ったんですよ」 と話すのは、6年前に都内から西日本のある地方に移住した宇梶慎太郎さん（仮名・68歳）。宇梶さん