こき使われてたまるか！―「セックス・ピストルズ」と「クソ報われない仕事」が投げかける「この社会に本当に必要な仕事」（ブレイディ みかこ） @moneygendai

ひとを救う仕事ほど報われない… ブレイディみかこさんの新作『私労働小説 ザ・シット・ジョブ』（KADOKAWA）は、彼女が経験してきた「社会に不可欠なのに報われない仕事」をテーマにした小説。シット・ジョブを直訳すれば「クソみたいな仕事」である。 前編『仕事の価値が「倒錯した」世界に生きる―「クソどうでもいい仕事」と「クソ報われない仕事」が増えつづける社会に言いたいこと』では、ブレイディさんが敬愛する人類学者デヴィッド・グレーバーの造語「ブルシット・ジョブ」（クソどうでもいい仕事）の背後には、「シット・ジョブ」（クソみたいに報われない仕事）があることを紹介した。