「彼が社外取締役を務める企業では不祥事が相次ぐ」…金融業界で危険視される「伊藤銘柄」の正体（週刊現代） @moneygendai

本人を直撃すると…… こうした批判に本人はどう答えるのか。本誌記者は、8月25日の夕刻、伊藤氏に直接話を聞いた。 ─小林製薬の不祥事についてはどう考えるか。 「（自主回収を発表した3月22日の2日前）3月20日に『重大事案発生』と題したメールで連絡があり、すぐに臨時取締役会を開いて、早く公表するべきだと促した」 ─伊藤さんが社外取締役を務めながら、なぜ情報が上がってくる仕組みづくりをしなかったのか。 「マンスリーレポートで監査役に情報が行き、そこから我々に情報が来るようになっていた。いまの仕組みが悪いとは思わないし、他社と比べて劣っているところもない」 ─しかし、今回は社外取締役への報告が2ヵ月も遅れました。 「一般論だが、トップが意図的に隠そうとすると、それ（不正）を見つけるのは難しいですね」 ─責任ある元会長に月額200万円の報酬を払うことを決めた取締役に対して批判がある。 「まず、会