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43年前、私は奇形児として生まれた~義足との物語、開幕(乙武 洋匡)
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43年前、私は奇形児として生まれた~義足との物語、開幕(乙武 洋匡)
7.3メートル歩けた! 「倒れないように」 私は頭の中で、その言葉を繰り返していた。 倒れないように、... 7.3メートル歩けた! 「倒れないように」 私は頭の中で、その言葉を繰り返していた。 倒れないように、倒れないように、右足と左足を、数センチずつ、交互に振り出す。私の短い大腿部が、一本約十キロの義足を持ち上げ続ける。 2018年11月9日の午後、東京都江東区にある新豊洲Brilliaランニングスタジアムの60メートルトラックで、私はいつもよりずっと長い距離を歩いていた。 足が重い。カーッと熱くなった肉体に緊張が走る。疲労がバランスを取りづらくさせ、疲れた肉体に余計に力が入る。もうムリだ。身体が前に倒れる。 「あ! あ!」と声をあげた。そばで待機していたマネジャーの北村が、私の身体をキャッチする。汗だくになったTシャツ。北村は、そのまま私をトラックに座らせた。 スタッフが大急ぎで駆け寄ってきた。メジャーを伸ばして、歩行距離を測る。 「7.3メートル!」 その声に、ワァッと周囲が沸き立つ。全身