「それ、気にしすぎだよ」男性が女性の訴えに口をはさむ前に考えたいこと（小手川 正二郎） @gendai_biz

日頃から「今の時代、何でもセクハラになっちゃうからなぁ」とこぼしている男性上司が、会議の場で「何でも意見を言ってほしい」と求めたところで、本音を言おうとする人は皆無であろう。そうした場合、彼があえて会議の場から姿を消して、意見を言いやすい場をつくることが、他人の声に耳を傾けるための最良の方法となるかもしれない（少なくとも、自分の前では誰も意見を出さなかったことを理由に、「誰も意見がないなら…」と自分が決めてしまうよりは、望ましいと思う）。 テレワークと家事・育児の両立に悩まされたり、過酷な労働環境におかれたりしている男性のなかには、「男だってつらい」とこぼしたくなる人もいるだろう。その声も聞かれるべきだろうが、それが女性や性的マイノリティの発言を遮ったり、その論点をずらしたりする口実に使われてはならない。 「俺だってつらい」と言いたくなるのをおさえて女性や性的マイノリティの経験に耳を傾け続

[florentine]

“フェミニズムが誰かを否定したり攻撃したりするものではなく、むしろ自分自身の「なかったこと」にされてきた感情や経験をもう一度信じ、それらを抑え込まずに言葉にして、他人と分かちあうことを可能にするもの”