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ケン・リュウ小説の進化形〜短編集『母の記憶に』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
■母の記憶に / ケン・リュウ 不治の病を宣告された母は、誰より愛するひとり娘を見守り続けるためにある... ■母の記憶に / ケン・リュウ 不治の病を宣告された母は、誰より愛するひとり娘を見守り続けるためにある選択をする。それはとてつもなく残酷で、愛に満ちた決断だった…母と娘のかけがえのない絆を描いた表題作、帝国陸軍の命で恐るべき巨大熊を捕らえるため機械馬を駆り、満州に赴いた探検隊が目にしたこの世ならざる悪夢を描いた「烏蘇里羆」、脳卒中に倒れ、入院した母を、遠隔存在装置を使用して異国から介護する息子の悲しみと諦念を描く「存在」など、今アメリカSF界でもっとも注目される作家が贈る、優しくも深い苦みをのこす物語16篇を収録した、待望の日本オリジナル第二短篇集。 アメリカで活躍するアジア系SF作家、ケン・リュウの第1短編集『紙の動物園』は素晴らしい作品だった。個人的には現代最高のSF作家の書いた現代最高のSF作品集なのではないかとすら思ったほどである。この作品集については以前自分のブログでこんな記事を
2017/05/17 リンク