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No.051 死刑執行人の彷徨う先は-『アクト・オブ・キリング』 | 総合文学ウェブ情報誌 文学金魚 ― 小説・詩・批評・短歌・俳句・音楽・美術・骨董・古典・演劇・映画・TV
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No.051 死刑執行人の彷徨う先は-『アクト・オブ・キリング』 | 総合文学ウェブ情報誌 文学金魚 ― 小説・詩・批評・短歌・俳句・音楽・美術・骨董・古典・演劇・映画・TV
『アクト・オブ・キリング』(2012年、デンマーク・ノルウェー・イギリス合作) 監督:ジョシュア・オッペ... 『アクト・オブ・キリング』(2012年、デンマーク・ノルウェー・イギリス合作) 監督:ジョシュア・オッペンハイマー 共同監督:クリスティーヌ・シン、匿名希望 出演:アンワル・コンゴ、ヘルマン・コト、アディ・ズルカドリほか ある日、太陽が照らす寂れたビルの屋上に、優しげな老人がキャメラの前に立っている。この老人の名は、アンワル・コンゴ。彼は針金を取り出し、それを柱に括り付け、一緒に来ていた男性の首に巻きつけた後に引っ張り始める。彼がキャメラの前で上演(act)しているのは、40年前にこの屋上で彼が行った絞殺という行為(act)である。悪びれるどころか、陽気で生き生きとしたアンワルの姿が、何の虚飾もなく観客の目に運ばれていく。『アクト・オブ・キリング』のキャメラはこうした事実を冷徹に捉えてしまう。 我々は映画を鑑賞する際に、ある種の幻想を抱かずにはいられない。映画という虚構性の強いメディアに感