乾貴士の度を越えた振る舞いが生んだ不信感 “クラブを強く”の思いがマイナスに作用…担当記者が解説 - スポーツ報知

Ｃ大阪は９日、元日本代表ＭＦ乾貴士（３４）との契約を双方合意のもと同日付で解除したことを発表した。クラブは４月５日の柏戦で規律を乱す行為などを行った乾に対し、公式戦６試合の出場停止処分を科した。処分が明けて以降、復帰に向けた話し合いを続けてきたなかでの退団発表となった。 ＊ ＊ ＊ 複数の関係者の話を総合すると、選手・スタッフの乾への不信感は柏戦以前からだった。練習や試合での味方への指示の仕方がリスペクトに欠ける内容であったり、小菊昭雄監督（４６）に「〇〇を使った方がいい」などと選手起用に関して進言する“越権行為”もあったという。１０年ぶりの日本復帰で使命感が強かったことは想像できるが、度を越えた振る舞いは「絆」を今季のキーワードの一つとしたチーム内ではいやが応でも浮いた。 そうした背景があるとはいえ、処分明けのクラブの対応には疑問が残る。全体練習に合流せず個別で調整を続ける理由は当初、コ